この記事を作成したきっかけ
私、ましろ結奈は、残業により、早朝から夜中まで働くことがよくありました。
今となってはもう過去の話ですが、体力的にも精神的にもつらかった時期を幾度となく乗り越えてきました。
改めて振り返ると、「若さ」と「気合い」だけで乗り切ってきたなと思います。
私の経歴は、プロフィールの説明通りなのですが、今回はその中でも特に残業の多かった仕事と、その業務内容について、お話ししたいと思います。
現在転職を考えている方は、ぜひ今後のお仕事選びの参考にしてみてください。
まず、これからお話する残業の多かった仕事は、「ブラックな塾バイト」、「スーパー正社員」、「ブラックなパソコン教室正社員」、「ブラックな中小企業の正社員」、この4つです!
この4つの仕事は、残業時間が本当に多かったです。
残業時間数で並べると、少ないものから順に、(1)ブラックな中小企業の正社員、(2)ブラックな塾バイト、(3)スーパー正社員、(4)ブラックなパソコン教室正社員、という感じです。
この順番で1つずつご紹介いたします。
(1)ブラックな中小企業の正社員
朝8時半から働いて、夜22時半くらいまで残業でした。
残業時間的には少ない方かもしれません。社会的にも一般的な残業かと思います。
残業代はきちんと適用されていたので、その点はホワイトでした。
ただ、「やってられない」と感じたのがその残業の内容です。
基本的には、「仕事が出来ない人のカバー」でした。
当時、色々な部署がありましたが、他の部署と違い、私が配属されていた部署はなぜか「みんな同じタイミングで帰ろう」という習わしがありました。
そのため自分の仕事を定時までに頑張って片付けたとしても、仕事が出来ない人がミスしたものを直したり、作業スピードが遅くて手が付いていない業務を代わりにしてあげたり、延々とそんなことをやっていました。
しかも入りたての新人さんというわけでもない、1年以上勤務している人のカバーをずっとしていました。
この習わしは、優しさのように見せかけて、仕事ができない人をより出来なくさせてしまうものだと思います。
ましてや上司や先輩は、仕事が残っている人を責め立てたりしません。むしろ、スピード感をもって仕事をして定時に終わらせた人に対して「なぜ終わっていない人を手伝わないのか」と責めるわけです。
馬鹿馬鹿しいです。適当に時間を稼ぎながら仕事する方がよっぽど楽です。
(2)ブラックな塾バイト
こんなブラックなバイトがあるのかと驚きました。
当時大学2~3年生でしたが、1つ前のコンビニバイトとは比べものにならなくて、心の底から絶望したのを覚えています。
塾バイトはきちんと見極めてから始めないと、勤務時間に対する報酬が割に合わず後悔します。
どうしても教える仕事をしたいのであれば、塾ではなく家庭教師の方が良いかもしれません。
私、ましろ結奈がバイトしたこの塾の教室は、1年で閉校となりました。
そのため当時は、意図せず辞めざるをえなかったわけですが、運営体制がボロボロだったため、いつ閉校になってもおかしくない状況ではありました。
内情としては、とにかく塾長がコロコロと違う人に変わり、あるときは、熱心すぎる塾長だったり、あるときは、常にサボり癖のある塾長だったりして、結果、先生たちのモチベーションもだんだん下がり、教室の雰囲気が全体的に良くなかったです。
残業が酷かったのは、熱心すぎる塾長だったときです。
その日の反省会や改善策をみんなで考える会が行なわれていたのですが、残業分の給料は一切つかず、100%サービス残業で、23~24時頃まで全スタッフが残っていました。
本来であれば20時頃には帰れていたのに、塾長が変わるだけでこれほど差があると、労基へ駆け込みたくなるレベルです。
しかも当時は、学生バイトでしたので、本当にやってられなかったです。
(3)スーパー正社員
こちらは、やむを得ない残業でした。
朝8時くらいから働いて、日付変わって深夜1時くらいまででした。
当時私には役職がついていたので、責任がかなり大きく、担当部署をきちんと回していくためにやらなきゃいけないことだらけでした。
残業代としては、半分は給料が出て、半分はサービス残業な感じでした。
本社にタイムカードをチェックされていて、毎月の残業時間が30時間を超えないように、と指示されていたので、それ以上の時間が打ちたくても打てませんでした。
もうこの時点でブラック企業です。残業時間30時間の上限に対して、業務量が見合っていませんでした。
でも当時、正社員で役職があって、仕事も好きだったので、残業でさえ比較的楽しみながら頑張っていました。
責任を果たすことに燃えていて、他の部署の責任者とも励まし合ったりして、とても良い環境で働くことができていたと思います。
ただ、仕事で成果を収めていくにつれて、だんだん負担も増えてきて、休日のサービス残業もザラになっていきました。
楽しかったのは事実ですが、長く継続して働いていくことは非常に難しかったです。
やはり小売業・接客業というのは、給料は比較的高いですが、残業が多く休みも取りづらいため、ある程度の覚悟を持っていないと、一生の仕事にしていくのは難しいです。
(4)ブラックなパソコン教室正社員
こちらは、私、ましろ結奈の経歴の中でダントツ1位のブラック企業です。
まず残業時間ですが、朝6時半から、日付が変わって深夜1時くらいまででした。
仕事というか、人生そのものを持っていかれていました。
今でこそ笑い話ですが、当時はずっと寝不足も続いていて「仕事に殺されるかもしれない」と思いながら働いていました。
せめて残業代が100%支給されていたらまだマシでしたが、残業代は一切支払われませんでした。
もうブラック中のブラックです。頑張った自分を、褒め称えたいです。
残業の業務内容は2つあり、1つは日誌と業務終了報告、そしてもう1つは営業です。
日誌は勤務時間内に書くよう指示されますが、そんな時間一切ありません。
時には1人で、12人の生徒さんを見ていました。生徒さんは、年齢もPCレベルも、バラバラの人たちです。
習い事の教室といえど、基本は接客業ですので、生徒さん(=客)にはかなり気を遣います。
一度機嫌を損ねて辞められてしまうと、教室の売上も減ってしまうので、ご機嫌取りをしながら教えないといけませんでした。
PCは得意だったので、やりがいを感じていましたが、とても大変な仕事でもありました。
また、日誌はかなり面倒な形式で、書かなければいけないことが山のようにあり、1時間かけても終わらない量でした。
半端な日誌を出すと書き直しを言われたりしたので、授業終了後、これはかなりの苦行でした。
そして業務終了報告を本社へ行なうのですが、この電話が長過ぎる。1時間以上必要でした。
他の教室が本社と電話していると、その間、電話が終わるのを待っていないといけないので、無駄なサービス残業が増えていました。
あとは営業活動です。
生徒さんを増やすために、あの手この手で営業をしていたわけですが、こちらも100%サービス残業です。
もう毎日つらくて仕方なかったです。辞めて正解でした。
習い事系・教室系のお仕事も、基本的には生徒さんあってのお仕事なので、かなりピリピリしたシビアな環境で働くことになる、と覚えておいてください。
表向きはラクで楽しそうなイメージのお仕事ですが、その舞台裏は一番ブラックなお仕事です。
あとがき
総括ですが、求人を見ると書いてある「残業時間の目安」は全く参考になりません。
これまでの仕事のうち、9割は嘘でした。
サービス残業で、タイムカードを押したり記録に残したりしていないため、そこには暗黙の了解があるだけです。
こういう企業はどんどん人が辞めていきます。
だからこそ、求人情報も良い面ばかりアピールして、下手したら1年中ずっと求人を出しています。
そのため、よく見かける求人には注意が必要です。それほど人が辞めていきやすい労働環境ということです。
反対に、あまり見たことのない求人が出ていたら、前向きにトライしてみると良いと思います。
新卒も転職も、企業の業務内容や世間的評判をよく調べて、残業が発生しそうなパターンを想定し、慎重に応募されることをおすすめします。



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