事務職だったのにやらされた謎の仕事5選

ブラックな零細企業の正社員

はじめに

これは、私ましろ結奈が「ブラックな零細企業の正社員」で働いていたときのお話です。

地元のできたて零細企業で正社員の事務職として勤めていたのですが、このときにやらされた、謎の仕事5選についてお話します。

本当は、謎の仕事は他にもたくさんありましたが、特に印象的だった5つを選ばせていただきました。

業務内容が謎すぎて、もう二度と働きたくないと思って辞めました。

今となっては、私が辞めたすぐ後に倒産している会社です。

どうやら形を変えて再経営をしているようですが、経営は上手くいっていないようです。

当時私は、事務職を探していてハローワークから応募したのですが、掲載されていた業務内容は、「パソコンを使った事務業務と、郵便局や役所への事務手続き、その他付随する業務」でした。

必須条件は、WordやExcelが使えることとのことで、本当に普通の事務職の募集でした。

ただ、入社後は謎の仕事ばかりさせられて、絶望の毎日でした。

(1)丸1日チラシ配り(ポスティング)

事務の息抜きがてら1~2時間、等ではなく、丸1日つまり8時間ずっとチラシ配りのポスティングをしていました。

でも、やらないといけない事務の仕事もあって、結局丸1日チラシ配りしたあと会社へ戻って、残業で本業の事務仕事でした。

残業代はつきましたが、かなり非効率でした。

売上が欲しくてポスティングをするのに、残業代も必要になるって本末転倒のような気がします。

これが1ヵ月くらい続いて、当時はどうしたものかと日々悩んでいました。

結果的には、ポスティングの効果はほとんど無くて、1ヵ月後にはすっかり無くなった業務の一つでした。

ただ、嫌々やりながら言うのもあれですが、こういった営業戦略はとにかく継続が大事で、細く長く活動することが大事だと思います。

1ヵ月やって何も成果が無いからとやめてしまっては、本当に何にもならないです。

当時の社長は、まだ若くて、ワガママで、早くラクして成功を収めたいというような人でした。

(2)丸1日他人の家の掃除(その1)

ある日突然、「明日掃除に行ってきて」と言われました。

全然知らない人のご自宅へ伺い、ピンポン「掃除に来ましたー」と言って丸1日、家中の掃除をさせられました。

家主の人が結構あれこれ言う方で、とにかく1日動きっぱなしで全力で掃除をしました。

そして例のごとく、会社に戻ったら本業の事務の仕事で残業でした。

この日の怒りはさすがにピークでした。体力的にもしんどかったです。

次の日は全身筋肉痛で満身創痍だったのが、今となっては懐かしいです。

このときも「自分何やってるんだろう?」と思いながら我慢して働いたものでした。

もう事務職でも何でもありません。

社長への恨みだけが募る日々でした。もう、いつか退職届を出すのが見えていました。

(3)丸1日他人の家の掃除(その2)

その1があれば、その2があるわけです。

もう本当に、笑い話にしかならなくて、この黒歴史を浄化してもらうには1人でも多くの人に笑って読んでもらうしかありません。

実はこの会社、本業の他に、不動産管理のお仕事をしていました。

本来だときちんとしたハウスクリーニングの会社に依頼するのですが、そのお金がもったいなかった社長。

なぜか、私が1人でハウスクリーニングをやらされていました。

先ほどの掃除の仕事とは違い、退去後の掃除でしたので、誰もいない部屋を一人で掃除しました。

ただ、部屋の広さが3LDKと広くて地獄でした。

1人で1日でピカピカにするって無理です。道具も全然揃っていませんでした。

物件自体も、決して新しい物件ではなかったので、掃除はとにかく体力仕事で大変でした。

今思い返してみると、この会社で1年勤め上げた自分を心から褒め称えたいです。

絶対私は事務職ではなかったです。事務職もしていましたが、雑用が9割でした。

(4)丸1日飲食店の調理・接客スタッフ

だんだんと、仕事の謎度が増します。

料理を作って、お客様に提供する、会計する、といった飲食店スタッフもしていました。

私が応募したはずの事務職はもう跡形もありません。

ただ、やるべき事務の仕事は確実にあったので、当時は飲食店スタッフ兼事務職でした。

社長は、事務職の給与が出せない、と困っていたようで私を色々な仕事に回していたようですが、それなら事務職の応募なんか出さないでほしいと思いました。

でもあくまで正社員でしたので、会社のためにやれることは何でも積極的にやろうと、私は私なりに尽力したものでした。

当時、社長が資格の取得を推奨しており、合格したら給与上乗せ(たしか月給プラス3万円)だったため、帰ったら資格の勉強も並行していました。

結局、合格しても上乗せなんか1円もありませんでした。

(5)休日出勤で丸2日間アパレル(服)販売

アパレル販売にも手を出しました。

もう今となっては、貴重な経験をさせてもらえたということで、1社でここまで色々な業種に関われたことは、むしろ感謝するべきなのかもしれないと思えてきました。

きっと人生でこんな経験は二度と無いです。二度と御免ですが。

このときは、土日のハンドメイド物販イベントに出店する、という企画で、もちろん休日出勤でした。

給与は出ましたが、社長の価格設定が高過ぎて、商品は全然売れず、売り上げはほとんどありませんでした。

ハンドメイド物販イベントだったので、皆さん手作り作品や、オシャレなイマドキ商品を販売している中、こちらは意味不明なデザインの服だけをひたすら並べて高額販売でした。

社長としてはブランド意識があって、ブランドだから高く販売するつもりだったのでしょうが、誰も知らない全く無名の出来たてブランドでは話になりません。

2日間終日、店のデコレーションや声掛けなど、私はまた全力を尽くしました。

でも何も結果など出るはずもなく、そしてまたこれも継続することなく、単発で企画倒れしました。

あとがき

アパレル販売が、ちょうど退職する3ヵ月前くらいでした。

ここから2ヵ月後、今度は工事現場で謎の仕事を任され、私は大怪我をしてしまい、そこから1ヵ月後に退職をしました。

労災の申請が可能でしたが、労災適用されるとすぐ辞められなくなっても困ると思い、自費で全て治療しました。

このときは流石に親にも心配かけました。

振り返ってみると、結局入社後1年間だけ働いて退職しましたが、そのすぐ後に会社も倒産したので、本当に無駄な1年を過ごしたと思います。

経験や学びはたくさんありましたが、もう二度と御免です。

後日談

退職して1年くらい経ったとき、新しい事業を始めるからまたうちで働かないか、と社長から連絡がありました。

結構です、とお断りし、即ブロックでさようならしました。

大怪我で辞めた社員にまた連絡をとって再入社させようという精神、さすがです。

もう二度と、御免です。

   

   

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