はじめに
今回は、ビジネスでよく使う尊敬語と謙譲語をクイズ形式でご紹介していきます。
知っていて損は無いですし、意外と長く社会人をしている人も、知らないことがあるかもしれません。
基本中の基本を説明していますので、よくわからない方も、わかっているけど復習がてら見ていただく方も、必見の内容です。
クイズ
【問題】下記の言葉の、尊敬語・謙譲語を考えてみましょう。
(1)言う
(2)行く
(3)来る
(4)会う
(5)見る
(6)聞く
(7)食べる
(8)もらう
(9)与える
(10)着る
尊敬語と謙譲語の違いを理解する
尊敬語は、相手に対して敬意を表して、相手を敬う言葉です。
そして、謙譲語は、自分の言葉をへりくだって表現する言葉のことです。
尊敬語は相手が主語になり、謙譲語は自分が主語になります。
相手を持ち上げるか、自分が1歩下がることで相手を上に見るか、この違いです。
(余談)丁寧語についても知っておく
尊敬語、謙譲語、ともう一つ、丁寧語というのがあります。
これは、その名の通り、言葉を丁寧に表現するための言葉遣いとなります。
「飯」「茶」などを、「ご飯」「お茶」と表現するのも、丁寧語の一種です。
あとは、下記の一覧を見てみてくださいね。
●どうする
→(丁寧)どうします →(超丁寧)いかがなさいますか
●いいか
→(丁寧)いいですか →(超丁寧)よろしいでしょうか
●そうだ
→(丁寧)そうです →(超丁寧)さようでございます
●ある
→(丁寧)あります →(超丁寧)ございます
クイズの答え
(1)言う
→(尊敬語)おっしゃる →(謙譲語)申す、申し上げる
(2)行く
→(尊敬語)いらっしゃる →(謙譲語)参る、うかがう
(3)来る
→(尊敬語)お見えになる、お越しになる →(謙譲語)参る、うかがう
(4)会う
→(尊敬語)お会いになる →(謙譲語)お目にかかる
(5)見る
→(尊敬語)ご覧になる →(謙譲語)拝見する
(6)聞く
→(尊敬語)お聞きになる →(謙譲語)拝聴する
(7)食べる
→(尊敬語)召し上がる →(謙譲語)いただく
(8)もらう
→(尊敬語)お受けになる →(謙譲語)頂戴する、いただく
(9)与える
→(尊敬語)くださる →(謙譲語)差し上げる
(10)着る
→(尊敬語)召す、お召しになる →(謙譲語)着させていただく
まとめ
いかがでしたか?
いざ使いこなすとなると難しいですが、日々意識して使っていくことでだんだん慣れてきます。
言葉に出すのはハードルが高いですが、日々のSNSを使った連絡やメールなどから、取り組んでみると良いかもしれません。
敬語がスマートに使える社会人は格好いいですし、やはり信頼してもらえます。
基本的なことを徹底できるように頑張りましょう。



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