概要
今回は実体験に基づいて、ストレスによる諸症状を書かせていただきます。
私、ましろ結奈は、一時期仕事を通してメンタルがコテンパンにやられてしまったことがあり、自分用の備忘録としても残したくて記事にしました。
当時のストレス原因はよく理解できていたので、日ごとに色々な身体的症状が出てくる中で「このままではマズイ」と思い、最終的には退職・転職を選びました。
休職という手段もありますが、私の場合は、休職で解決できる問題ではなかったのがまた辛かったです。
病院によっては、「うつ病」と診断されるのかもしれませんが、私の場合は、転職することで原因が解決されたので、結局病院に行くことはなく自力で乗り越えました。
ただ、症状が酷いと、転職したとしても立ち直れない人の方が多いです。
心の傷はなかなか癒えないので、時間をかけて、適切な治療で、ゆっくり治していくしかありません。
(1)気持ちが沈む
当時はとにかく、どこまでも、気持ちが沈んでしまっていました。
家族や友達と会話したり、美味しいものを食べたりしても、気持ちが落ち着くのは一時的で、すぐにまた沈んでしまい、その繰り返しです。
そのときはとても楽しく過ごせるのに、楽しい時間が終わったら、別人のように気持ちがマイナス方向へ変わってしまっていました。
何事にもやる気が出ず、だんだんと家族との会話でさえ避けるようになりました。
些細なことでも面倒くさくなって、とにかく自分の殻の中に閉じこもっていたい日々が続きました。
そんなことをしていても何も解決しないことが、頭では分かっていても、もう自分の力だけではどうしようもなくて、自分を責めることも多かったです。
(2)何をしても楽しくない
テレビもゲームも、趣味も、何をしていても楽しさを感じなくなりました。
笑って観ていた番組も、必死で戦っていたゲームも、自分の中で一気に無価値になったのです。
やっていたらだんだん楽しさを取り戻せるかもしれない、と無理やりやってみたこともありますが、全く効果はありませんでした。
これは自覚もあったので、何も楽しめない自分自身が、とても怖くなったのを覚えています。
今まで当たり前に出来ていたことが何で出来ないのだろう、と考え込んで、また負のループが続く毎日でした。
それまで趣味は、時間を忘れて没頭していたはずなのに、集中力まで低下してしまいました。
やはり悩みの根本を解決しないと、何をしても一緒です。
(3)何もせず横になりたい
まだ夜はきちんと眠れていたとき、眠たいわけじゃないのに、昼間に「横になりたい」と身体が悲鳴を上げるようになりました。
横になっても、何をするわけでもなくボーッと過ごすだけなのですが、そうしないと自分を保っていられなくなりました。
でも、そんな怠けているような自分がすごく嫌いで、理由もなくどんどん涙が溢れてくるというような状態でした。
さすがに異常です。今自分で書いていて改めて、かなり大変な状態だったと反省しています。
そんな自分を救えるのは自分だけだったのに、私は全然自分のことを大事にせずに、家族の心配や仕事のモチベーションを上げることに力を入れるばかりでした。
もっと自分で自分のことを大切にしてあげるべきだったと思います。
(4)光や音に過敏になる
今まで普通に感じていた光がとても眩しく感じたり、音がうるさく感じたり、周囲の環境に対して過敏になっていました。
これはかなり後から出てきた症状です。
人と会話していても、その人の声が大きく感じて (実際には普通の音量なのに) 会話に支障が出てしまったり、テレビのバラエティ番組もとにかくうるさく感じられて観ていられませんでした。
このとき関わってくれた人たちには、本当に迷惑をかけてしまったと猛省です。
もっと早く原因に気付いて対処できていたら、周りの人たちを困惑させることもなかったと思います。
また、光や音に過敏になる症状は、ストレスから離れた後も、徐々にしか改善されず、治るまで時間がかかりました。
(5)夜は眠れず、朝は起きられない
朝起きられないという症状は、早い段階から出てきました。
夜を早めに寝たとしても、朝はどうしても起きられなくて、無理やり起き上がろうとするたびに強いストレスがかかりました。
仕事が原因だったので、出社拒否のような、「仕事に行きたくない」というのが最前面に出てきました。
はっきりと目が覚めても、身体を起こすことができなくて、起こせたとしても、頭がガンガンしたり眩暈が起きて、結局当日欠勤していました。
でも当日欠勤はとても罪悪感に苛まれるので、1日ずっと心の中で「ごめんなさい」と謝罪しながら、縮こまって過ごす日々でした。
おそらく根が真面目すぎて、今もそうですが、完璧主義のようなところもあり、自分で自分を許せないことが多かったです。
(6)頭痛や眩暈、吐き気に襲われる
朝起きたときもそうですし、いざ出勤できても、仕事中に体調不良となり早退してしまうことがありました。
午前中だけで早退してしまうこともしばしばありました。
会社からしたら迷惑な話です。みんな頑張っているのに、私だけついていけない孤独感も強かったです。
早退後の翌日は「まだ体調が良くならなくて」と多少休みやすかったのですが、でもやはり1日罪悪感に苛まれ、また心の中で「ごめんなさい」と唱えながら、頭痛や眩暈を抱えながらベッドで過ごしました。
誰かに助けてほしいと思いながらも、もう自分でも今何をやっているのか、訳が分からなくなっていました。
行動も、感情も、自分の力ではコントロールできなくて、体調不良に苦しむ日々だけが続きました。
(7)現在や未来がどうでもよくなる
結局、悩みや体調不良で毎日がしんどくなってしまい、(決してそんなことは無いのに) 自分の将来はお先真っ暗だと勝手に考えてしまっていました。
また、人生がどうでも良くなって、いつ死んだっていいやと思うようになりました。
これはもう最終形態です。
退職を決めてからでしたが、それでも気持ちはどこまでも沈むばかりで、退職日までの勤務も出来なくなりました。
「退職日まで体調不良により欠勤します」と連絡し、そのまま休み続けたのち、退職でした。
会社の方も心配はしてくれていましたが、欠勤や退職に対して何か言われることはなく、かなり淡々とした対応だったのを覚えています。
戦力外の社員なんていらないからもちろんですが、下手に引き留められるよりはとても気分が楽だったのを覚えています。
家族に言うと心配するので、体調不良や気分の浮き沈みについては一切何も話さず、欠勤を続けた日も仕事したフリをして乗り切っていました。
今思うと、本当に、何もかもがつらかったです。
まとめ
仕事が好きで一生懸命やりたい気持ちが強すぎたのも、長所である一方で、短所だと感じました。
真面目すぎて、完璧主義な性格が、自分自身を追い込んでいたのだと思います。
ですが、どうしても自分の性格を変えることができなかったから、結局仕事を変えました。
実際のところ、解決法はたくさんあったと思いますが、転職という最短の解決法を選び、希望の会社に入社することもできて、今では当時の悩みが嘘のように毎日平和に暮らしています。
体調が悪くなっても仕事のことばかり優先する自分を、まだ今も変えられずにいますが、あまり無理はせずに、自分自身と折り合いをつけながら頑張っていきたいと思っています。
今回は弱音を吐く回でしたが、もし体調不良が出たときはすぐに自分のことを最優先にして、早く良くなるように前へ進んでいくべきです。
元気になれば、またいくらでもスタートできます。
今悩んでつらい思いをしている人も、いつか必ず好転しますからきっと大丈夫です。



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